◎設立趣意書 平成16年7月17日
私達は、社会福祉協議会(以下「社協」という。)のワーカー及びその活動を応援する仲間が中心となって、日本コミュニティワーク研究所 (略称:JICW)を立ち上げることとなりました。
所員は、社協にとって、最も重要な援助技術がコミュニティワーク(地域援助技術)であると考えています。しかし、このことが地域福祉を推進する機関・団体等において、さらに社協の組織内部においても十分な認識が得られていません。しかも、コミュニティワーク実践の空洞化とすらいえる状況があります。それは、近年の介護保険制度や支援費制度等の社会福祉システムの改変や市町村合併等の影響を受け、この援助技術の拠となる社協自体のアイデンティティが少なからず揺らいでいることにも表れています。しかも、NPO活動などの市民活動の活性化によって社協自体が問われることとなりました。
この様な状況を憂え、新たな時代に対応できる地域社会を基盤とした社会福祉援助のあり方の探求をすることとしました。具体的には、関連分野相互の動きを視野に入れたまちづくりの実践研究への取り組みです。また、社協活動をとおした地域組織化への取り組みであり、地域住民との協働実践による「福祉学習支援システム」の構築です。これらの研究と実践を通して、幅広いコミュニティワーク理論の構築と実践力のあるコミュニティワーカーの養成を目指し、この研究所を設立します。
渡邉洋一(青森県立保健大学)
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